夏 野の花いっぱい里山再生地
忙しさに紛れ、夏になってしまいました。
自然は人間の都合を待ってはくれません。
今年もオオキンケイギクが満開でした。
特定外来種の脅威をみなさんに知っていただきたいのですが、どうしたらよいか分かりません。
せめて私たちの関わっている三ツ又沼ビオトープと野の花いっぱい里山再生地だけは抜こうとがんばっています。三ツ又沼ビオトープ入り口のオオキンケイギクは4年がかりの除草で退治できました。でも、外来種のヒルザキツキミソウが咲き出しました。どこかからか種が飛んできたのか植えたのか?
「きれいなら何でもよいでしょう」
という声が聞こえてきます。この人間の安易な感覚が日本本来の在来種をを減少させています。生態系ピラミットを破壊し、多くの日本の昆虫の生息を困難にしています。
ホソムギのように手遅れになる前に一緒に退治しましょう。
昨日 久しぶりに道路の環境施設帯の移植地を見ました。人事ではありません。アラゲハンゴンソウがたくさん咲いていました。
早速抜かねばと決意を新たにしました。
カテンソウ
昨日は会員だけの調査会
毎年とても楽しみにしています。
地味でもかわいい花や精一杯若葉を伸ばして春を謳歌しようと準備している植物たちあえます。
堤防は派手に菜の花が咲いています。
悔しいけどきれいです。
でもちょっとご自分の足元を見てほしいのです。
虫たちはいろいろな植物があってこそ、多くの種類の虫が棲めるのです
日本の在来種が多いほど豊かな自然があるということができるのです。
きれいなら何でもよいということではなく、多様な自然に目を向けてほしいものです。
人間だってそうでしょう。いろいろな人がいて楽しいのです。
昨日いつものようにカテンソウが割いていました。
「まあ きれい」
「どこ」
すぐ近くにくるまで、気付かないほど小さい花たちです。
絨毯のようです。
小学生がうっとりとして一言
「きれいー」
蕾は赤みを帯びて葉は濃いみどり、花は花弁がなく白いおしべとめしべだけ。