あまりのことにため息も出ない

今日も今日とて野草の保護
1週間前に掘り取った箱の植物を見て
「私の掘った野草は元気だよ。掘り方がうまいんだね。」
「いや 俺の水のやり方がうまかったんだ。」
「あっそう。」
とにかく少しでも多くの草花たちを、元気に新しいすみかに移したいのです。
森を管理する管理会社の方も素敵な方で、大変心配していただいているのだから・・・。
運搬の業者の手配やらなんやらの段取りが付いた今、あとは荒川中流域の埼玉県A市が公共の土地を提供してくれるだけでいいのですが、これがまた呆れるほどの対応なんです。
貴重な自然を守って欲しいと十数年言い続けている市民団体の言葉には耳を貸さず、Rクラブの言うことには手のひらを返したようにあっという間に聞き入れて土地を提供するA市。「できない、できない」の一点張りで、こちらの“なぜ?”の疑問には支離滅裂でトンチンカンな屁理屈を並べるばかり。私たちだって納得いく説明をしてもらえれば受け入れるんですけどねぇ。最後には、「市長が○○だから」と、言い出す始末。市長の名を出せばおとなしくなると思っているのか、全ての責任を市長に押し付けるつもりなのか……。今回の件、私たちは現市長と直接話し合う機会を得てないのに、なぜか出てくる市長の名。あのぅ名前、使われてますけど大丈夫ですか?
私たちは民間の管理会社と協議し、大量の表土を運んでくれるというこれまた民間の建設会社の協力も取りつけました。民間の方はみなさん非常に協力的です。この輪の中に入っていないのはA市だけ。費用は一銭もかからないし、市民の財産になる自然再生のための土地を提供してくれるだけなんですけどね。
A市には将来的には自然豊かにするというコンセプトの公園が近くにあります。しかし、そこにはわざわざ購入した外国の野草を植え、日本の美しい野草は植えさせないという。なぜ?の問いに、市民もメキシコの野草がいいといっているという。本当かな・・・。
地球規模の動きに完全に逆らっている。迷子のわが愛する市。
あぁ、悲しいやら情けないやらでため息も出ない。