あげお道路ミティゲーション

移植作業

 今日から大正製薬の森(もう森ではなくなっていましたが)に保護していた植物と表土を道路の環境施設帯に移植します。
 わたしたち会員 大宮国道事務所の方 作業の方
 落ち葉の下からフデリンドウの芽をたくさん発見
 当たり前ですが今の時期にこんなにも大きくなっているとは思いもしませんでした。
 小さな小さなフデリンドウの芽ですから小さいのです。
 
でもねえ。
 対生したはが10枚ぐらい。
 立派です。
 健気です。
 フデリンドウ地帯の表土をできるだけ丁寧に移植をしようと打ち合わせて作業を開始しました。
 次々と見つかるフデリンドウは、まるで何とかしてと訴えているようでした。

 とても心が痛む。悟りの心境とはいえないのだが諦めるより・・・・・

 なにせ日本の自然保護の法律は理念法
 法的な拘束力はない。
 国道による自然破壊をすることになる、公共工事では、今回のようにがんばってミティゲーションをしていただけるが、
 企業 市民に対しては拘束力はない。
 どんなに貴重な自然も壊し放題です。
 もっとも園芸種の花がどこにでも咲いていたほうがよいという市民も多いのも現実。 
 小さな小さな市民団体だけではこれで限界です。