ああ・・・・・消える都市林

 今日も必死になって里山の植物を掘り取りました。手伝ってくれる人が増えています。うれしい。買い物に行くと声をかけれいただく。うれしい。
 今日はいわゆる雑木を掘りました。かわいいフデリンドウは諦めました。
 サルトリイバラは今年はいやにきれいな実をたくさんつけています。掘り取った木の根本に種を忍ばせました。
 移植先を見に行きました。広い広い。作業の方が国道になった部分の里山の土を広げていました。あまり上手に平らにしないようお願いしました。もともと台地の上はでこぼこだったのです。
 それにしてもあっという間に森はなくなりました。来週の表土移植が終わるとわずかに残る里山はゼロになることでしょう。
 人口が多い日本ですが信じられないほどの遺伝子資源のホットスポットだそうです。遺伝子資源をいかに残すか先進国は躍起になっています。途上国は自国の遺伝子資源をいかに残し、大事な資源として先進国に売ろうとしています。当然なことです。
 それなのに本来自然があったところが、園芸種のきれいな花ばかりでよいのでしょうか。
 将来世代の遺伝子資源はどうするのでしょうか。
 化石資源のように今の世代が使い切ってしまうつもりでしょうか。
 原子力のように現在の世代がエネルギーを使って、子孫に危険なごみを残すつもりでしょうか。
 
 今日はとても心が痛い日でした。