足掛け16年の活動

白花のキンラン

 長年交渉を続けてきた某製薬会社所有の雑木林の保全活動が、いよいよ重大な局面を向かえています。
所有者も大変協力的で、一部でも残す方向でいてくれるのは、長年活動を続けてきたものにとって満足はしないまでも、一服の清涼剤にはなっています。
ひと昔前なら、知らぬ存ぜぬを通す行政に、いちいち頭にきていたものですが、ここに来て少しは人々の意識が、都市林の保護の方向に向かってきているのだなーと思います。
明後日からいよいよ移植の作業が始まります。森林の全面的な保全を強く望んでいた私たちにとっては手放しで喜べる保全方法ではありませんが、移植という方法に一縷の望みを託しつつ、未来の子供たちに少しでも多くの自然を伝えていけたらと思います。
これからしばらく、移植作業の一部始終をブログ上でご報告いたします。