A市よ 目覚めよ

sugama-stop2007-06-14

実は私の足は1部サイボーグ。今日は午前中通院。
雑木林などで転びやすいと言うと
「脱臼しなくても転んでいると3年ぐらいで再手術になるケースもある。
また痛い思いをするのはいやでしょう。」
息子のような若い医師がやさしく諭してくれた。
とはいわれても今は雑木林歩きをやめるわけにはいない。

ストックをしっかりついてがんばろう。
そこで老人力を発揮する。
ストックをすぐ忘れて、野草探しといっしょに探すことしばしば。

力仕事はできない。
採集する野草をお願いする。
人数不足で、どれもこれも運ぶわけには行かない。
採集していただきたい植物に印を付ける係がいる。
それから、今まで発見できなかったものもさがす。
昨日はリンドウやシュンランがいつも歩いているところにあった。
カワラケツメイも姿を現していたし、どれを箱に抜き取ってもらうか悩む。
昨日から、野草の専門家に参加してもらって大助かり。
いろいろアドバイスしてもらえて少し気楽になる。

みなさん、とても熱心に作業。
今日は梅雨入り。予報どおりに午後降り出す。
土砂降りに「避難しましょう」
わたしもさっさと木の下へ。
あらら
「車に避難」と思いきや、
すぐに合羽を着て出て来た方が。
そして、せっせ、せっせと作業の開始。
「すごい。」
午前6人 午後4人

今日は栽培の難しい蘭をKさんに養子にしてもらった。
いずれにしてもここはなくなる運命。
避難せざるを得ない。
栽培がうまくいかなくても仕方ない。
わたしたち大人が滅ぼすようにしているのだから。


 昨日午後4時から三つ又沼ビオトープ
 ミドリシジミを見る会のリーダー向けの事前研修会があった。
 私たちは十数年前から三ツ又沼地区の保全活動をしている。
 ビオトープの管理もずっと仲間と続けている。
 わたしも含めかなり高齢の仲間が
 埼玉県のチョウのミドリシジミに歓声を上げている。
 若いハンノキの周辺をオスが2ひきでくるくる回るようにとんでいる。
 縄張り争いだという。
 一瞬あの羽が輝く。
 葉に止まったオスがゆっくり羽を広げて見せてくれる。
 これがわたしたちの十数年の活動の成果だ。
 まさに生きた宝石 

 6月23日本番のミドリシジミの観察会 場所は三つ又沼ビオトープ詳細は 3biotop@ecosys.or.jp


明日は聖学院大学へ移植に行く。
9時半に優しい教授が温かく迎えていただける。
友だちの息子が参加してくれる。恵みの雨になるといい。

聖学院大学や島村工業や一般市民の協力は
いつもさわやかな気持ちで得ることができる。
市民の提案に素直に協力してくれないA市・・・。
表土を移植する予定の公園も、
A市がギンランの生えていた雑木林の表土を剥いで、
チップをまき散らしたところ。
わたしたちはやめるように訴えたが聞いてもらえなかった。
せめてチップを剥がして、表土を入れやすくするぐらいはA市にやってくれることを期待している。
はかない望みか。


先日レスター・ブラウン氏が
「自然が回復不可能なポイントに達する時点」
より前に
「人間が社会的な転換を行える」
なら地球は救われる
という意味のことを言われていた。
三つ又沼ビオトープを10数年かけて作っていたが、
これからはこんな悠長なことをいっていられないと思う。