A市よ 目覚めよ
実は私の足は1部サイボーグ。今日は午前中通院。
雑木林などで転びやすいと言うと
「脱臼しなくても転んでいると3年ぐらいで再手術になるケースもある。
また痛い思いをするのはいやでしょう。」
息子のような若い医師がやさしく諭してくれた。
とはいわれても今は雑木林歩きをやめるわけにはいない。
ストックをしっかりついてがんばろう。
そこで老人力を発揮する。
ストックをすぐ忘れて、野草探しといっしょに探すことしばしば。
力仕事はできない。
採集する野草をお願いする。
人数不足で、どれもこれも運ぶわけには行かない。
採集していただきたい植物に印を付ける係がいる。
それから、今まで発見できなかったものもさがす。
昨日はリンドウやシュンランがいつも歩いているところにあった。
カワラケツメイも姿を現していたし、どれを箱に抜き取ってもらうか悩む。
昨日から、野草の専門家に参加してもらって大助かり。
いろいろアドバイスしてもらえて少し気楽になる。
みなさん、とても熱心に作業。
今日は梅雨入り。予報どおりに午後降り出す。
土砂降りに「避難しましょう」
わたしもさっさと木の下へ。
あらら
「車に避難」と思いきや、
すぐに合羽を着て出て来た方が。
そして、せっせ、せっせと作業の開始。
「すごい。」
午前6人 午後4人
今日は栽培の難しい蘭をKさんに養子にしてもらった。
いずれにしてもここはなくなる運命。
避難せざるを得ない。
栽培がうまくいかなくても仕方ない。
わたしたち大人が滅ぼすようにしているのだから。
昨日午後4時から三つ又沼ビオトープで
ミドリシジミを見る会のリーダー向けの事前研修会があった。
私たちは十数年前から三ツ又沼地区の保全活動をしている。
ビオトープの管理もずっと仲間と続けている。
わたしも含めかなり高齢の仲間が
埼玉県のチョウのミドリシジミに歓声を上げている。
若いハンノキの周辺をオスが2ひきでくるくる回るようにとんでいる。
縄張り争いだという。
一瞬あの羽が輝く。
葉に止まったオスがゆっくり羽を広げて見せてくれる。
これがわたしたちの十数年の活動の成果だ。
まさに生きた宝石
6月23日本番のミドリシジミの観察会 場所は三つ又沼ビオトープ詳細は 3biotop@ecosys.or.jp
明日は聖学院大学へ移植に行く。
9時半に優しい教授が温かく迎えていただける。
友だちの息子が参加してくれる。恵みの雨になるといい。
聖学院大学や島村工業や一般市民の協力は
いつもさわやかな気持ちで得ることができる。
市民の提案に素直に協力してくれないA市・・・。
表土を移植する予定の公園も、
A市がギンランの生えていた雑木林の表土を剥いで、
チップをまき散らしたところ。
わたしたちはやめるように訴えたが聞いてもらえなかった。
せめてチップを剥がして、表土を入れやすくするぐらいはA市にやってくれることを期待している。
はかない望みか。
先日レスター・ブラウン氏が
「自然が回復不可能なポイントに達する時点」
より前に
「人間が社会的な転換を行える」
なら地球は救われる
という意味のことを言われていた。
三つ又沼ビオトープを10数年かけて作っていたが、
これからはこんな悠長なことをいっていられないと思う。